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THE 桃大人(MOMODAIJIN)

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個性溢れる桃大生の活躍や魅力を、在学生から卒業生まで多くの学生にインタビューを行い、本人たちの生の声で紹介します!
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2022年4月の記事一覧

働く人を支えたいという想いで冷凍食品メーカーに就職

働く人を支えたいという想いで冷凍食品メーカーに就職

女手一つで育ててくれた母

僕は就職活動を始めた頃から冷凍食品の業界を志望し、見事、第一志望の会社から内定をいただきました。僕が冷凍食品の業界を志望したのには、理由があります。それは母の存在。僕の家は母子家庭で、弟と3人で暮らしていました。母はご飯の用意や掃除、洗濯をしながら仕事にも出て、毎日嫌な顔ひとつせず僕たちを育ててくれました。 そんな家事も仕事もこなす母を近くで見ていて、「母のように働く方

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おいしい国際交流。

おいしい国際交流。

留学も、部活も、サークルも

私にとって、桃大のキャンパスは「新たな自分の可能性を広げる場」です。留学生をサポートするバディーやオープンキャンパスのスタッフ、部活動、サークル活動など、様々なことに全力で挑戦しています。中でも興味を持って取り組んでいるのが、「語学力を磨き異文化を知ること」です。これまで1年次にはタイとオーストラリア、2年次では再びタイへ行き、異文化交流や語学留学を経験しました。様々

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救護施設で利用者の方の生活をサポート!

救護施設で利用者の方の生活をサポート!

きっかけとなった高校野球での経験。

人を支える仕事に就きたいと考えている足立。彼には苦い経験がある。甲子園をかけた高校3年の夏。最後の試合にメンバー入りすることなく、選手としての夏は幕を閉じた。しかし少しでも戦力になるべく、裏方としてひたむきにチームをサポート。仲間からの感謝の言葉が嬉しく、「この先も誰かの力になりたい」と決意した。さまざまな道が考えられたが、彼が選んだのは人の日常を支える福祉の

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大学図書館で本の魅力を伝える!

大学図書館で本の魅力を伝える!

「読んでみたい!」という気持ちを引き出す。

「大好きな本に関わる仕事がしたい」。寺澤がライブラリースタッフ(通称:らいすた)として大学の図書館でアルバイトをはじめた理由だ。大学の図書館というメリットを活かし、授業の空き時間を利用しながら効率的に勤務。主な業務は、返却された図書の整理や自習室の使用手続きの窓口などである。
季節ごとのテーマに合わせた特設コーナーの設置も、彼女を含めたらいすたのメン

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日本の食文化から見えてくる「おもてなし」と「コミュニケーション」。

日本の食文化から見えてくる「おもてなし」と「コミュニケーション」。

大学で日本学を専攻し、日本食にも親しんでいた二人

桃大で日本について学ぶ二人の交換留学生。アドリアーネはドイツの大学で、ケルシーはオーストラリアの大学でそれぞれ日本学を専攻し、2 0 1 8 年の秋学期から桃大に留学している。日本に興味を持ったきっかけを聞くと、声をそろえて「子どもの頃に見た日本のアニメ」。日本食について、「オーストラリアでは日本の食材が手に入りやすく、うどんを使った料理などを母

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人の心に、安らぎと癒やしを。芸術とは、理屈ぬきで、人の心を動かすことができるもの。【安本佛像彫刻工房】

人の心に、安らぎと癒やしを。芸術とは、理屈ぬきで、人の心を動かすことができるもの。【安本佛像彫刻工房】

学生時代の、仏教への関心。
ノミで形どり、彫刻刀で描く。奈良県東吉野村で、黙々と一心不乱に仏像と向き合う仏師・安本篤人。その心中とは、美術・芸術への思いとは、どのようなものなのだろうか——。
彼は桃山学院大学 文学部(現:国際教養学部)に入学した当初、特に仏像への興味はなかった。きっかけは1年次を終えた春休み、インドネシア・バリ島への短期留学。現地の人々の生活や文化の基盤であるヒンドゥー教への信仰

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原点は、「困っている人を喜ばせる」こと。日本初のリモートユーザーテストサービス【株式会社プロジェクトカンパニー】

原点は、「困っている人を喜ばせる」こと。日本初のリモートユーザーテストサービス【株式会社プロジェクトカンパニー】

アプリやWEBサービスの使い勝手、改善点などを洗い出す際に行われるユーザーテスト。従来は人を集めてその場でテストしてもらう直接的な方法で行われるが、費用もかかり、場所や時間な どの制約がつくなど手間のかかるものだった。桃山学院大学 国際教養学部の卒業生である平石大祐は、それをオンライン上で行うシステムを開発し、テストユーザーと開発会社の双方にプラスの効果を生み出した。

アンケートやデータでは測れ

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路上の人々が教えてくれる、変わらない「人と人との関わり」

路上の人々が教えてくれる、変わらない「人と人との関わり」

無限に広がる世界から選んだこと。それが写真だった。2018年9月、東京・恵比寿。アートギャラリーにて写真展が開催されていた。真っ白な壁面に際立つのは、道行く人々を撮影した、力強い写真の数々。創作者は、「自由」「自然体」という言葉が似合う路上写真家・元田敬三。桃山学院大学 経済学部の卒業生だ。
大学4年生の時、元田はふとテレビである言葉を耳にした。「就職しないという決断をした瞬間、世界が無限に広がる

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世界初の「陶板名画美術館」と共に歩んだ時間。【大塚国際美術館】

世界初の「陶板名画美術館」と共に歩んだ時間。【大塚国際美術館】

総務部長という職でありながら、美術館開設プロジェクトの一員に。
名勝「鳴門の渦潮」を望む大鳴門橋。そのふもとに位置する瀬戸内海国立公園内に、大塚国際美術館がある。展示されているのは、古代壁画から世界26か国190余の美術館が所蔵する西洋名画1000余点の複製陶板画。世界初の陶板名画美術館である。ゴッホやダ・ヴィンチ、ピカソ、ムンクなど、誰もが知っている画家の作品だけでなく、空間そのものを再現した立

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「大阪のおいしいもん」を発信する着地型観光プロデューサーとして大阪グルメを発信!【株式会社インプリージョン】

「大阪のおいしいもん」を発信する着地型観光プロデューサーとして大阪グルメを発信!【株式会社インプリージョン】

「OSAKA旅めがね」のプランナー、ガイドとして大阪の魅力を発信
観光プランナー、ツアーガイド、大阪ワイナリー協会事務局長、ソムリエ…。さまざまな顔を持つ、桃大卒業生の森なおみ。幅広い活躍の拠点となっているのは、彼女が所属する会社が運営する「OSAKA旅めがね」。地元民も観光客も「すべての人が大阪を楽しめる」情報を発信し、ユニークな街歩き企画を紹介しているWEBサイトだ。
サイトでは飲食店や宿泊施

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「糖質オフシリーズ」など くら寿司の様々なヒット商品を生み出す開発責任者【くら寿司株式会社】

「糖質オフシリーズ」など くら寿司の様々なヒット商品を生み出す開発責任者【くら寿司株式会社】

健康によいもの、家族に食べさせたいものを求めて
ユニークでおいしいメニューを続々と開発し、つねに注目を集めている「くら寿司」。日本でその名を知らない人はいないといっても過言ではないだろう。多彩な商品の開発を担当している製造本部長は、桃大卒業生の久宗裕行。寿司のシャリを野菜に変えるという驚きの人気メニューも、彼が開発の責任者として手がけた商品のひとつだ。
くら寿司は、健康によいもの、家族に食べさせた

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大阪なす、大阪きゅうり、トマトなどを生産。生産者として食を支える。経営者として農業の明日を拓く。

大阪なす、大阪きゅうり、トマトなどを生産。生産者として食を支える。経営者として農業の明日を拓く。

家業を継ぐことに疑問を感じ、桃大へ 「家が農園を経営しているから、自分が跡継ぎになるのは当然。そんな固定観念がとても嫌でした」。そう語る古川だが、決して農業そのものが嫌いだったわけではない。子どもの頃から農作業を手伝い、土と野菜とふれあいながら育ってきた彼は、むしろ農業への愛情さえ抱いていた。しかし高校卒業後に家業を継ぐことをよしとせず、桃大へと進学した。「経営学部を選んだのは、心のどこかで農園経

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登校拒否児だった中学生から大学で学んだこと~主婦から賃貸マンションの大家さんを救う満室コンサルタントになるまで~

登校拒否児だった中学生から大学で学んだこと~主婦から賃貸マンションの大家さんを救う満室コンサルタントになるまで~

 父は不動産会社を経営していましたが、私が中学1年生のときに交通事故にあい、多額の負債を抱えたまま倒産。それをきっかけに私は失語症に陥り不登校に。父はその後無事復帰して会社を立て直すことができたので、私も徐々に回復し、大学へ行くことができました。このことを機に「不動産会社には絶対に入らない!」と思っていたものの、「宅建を取っておくとためになる」と父にいわれたことで結婚後に猛勉強して取得し、不動産業

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