第3回『20年目の世界一周 実験的生活世界の冒険社会学』
大野哲也(社会学部教授)
「人類史は冒険史です」という社会学部の大野哲也さんは、1993年から約5年間、自転車で世界一周を成し遂げた元冒険家。この旅で出会った人たちを約20年後に再訪し、その人生の軌跡を描いたのが『20年目の世界一周 実験的生活世界の冒険社会学』(晃洋書房)です。本書を出版した目的や、「冒険社会学」の面白さを聞きました。
■「ウロウロしている人」に興味を持ち研究
——大野先生は、1993年から98年まで自転車で世界一周しましたが、そもそも、どのような旅だっ