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医療機器の提供を通じて、「一人ひとりのしあわせ」をデザインする

 現在、私はX線装置や内視鏡、超音波診断装置など、富士フイルム(株)で製造した医療機器を医療機関に提供する業務に携わっています。

 私は、社会福祉学科(現:ソーシャルデザイン学科)で学んでいたため「将来は、人の役に立つ仕事がしたい」と、福祉の道を志したこともありました。しかし、桃山学院大学(以下、「桃大」という)での学生生活において様々な経験をしたことで「よりマクロな視点で、一人ひとりのしあわせを創造することに関わりたい」と考えるようになりました。そして、「福祉の現場とは異なる立場でも、世の中の《しあわせ》をデザインすることはできるはず」と考え、今の仕事に就きました。

取り扱う医療機器についても、お話を伺いました

専門的に学びながら、様々な視点で物事を考える刺激に溢れているのが、桃大の良いところだと思います

 そんな考えを持つことができたのは、所属する学科で専門的なことを学ぶ一方で他の学科における学びや、それぞれの学科に所属する学生、先生方と交わる機会が数多く用意されていた桃大だったからだと思っています。
 和泉キャンパスの教場は、すべての学部学科が共有するスタイルなので「他の学科の学生が、どのようなことを学んでいるのか」を知ることができますし、それだけでなく学部の垣根を超えて学ぶことができる授業も多く、多面的に学ぶことができます。

 そのほかにも、種類の多い留学プログラムなど、本当に桃大には「これでもか!」と声をあげたくなるほど成長の機会が数多く用意されています。私も在学中、マザー・テレサがインドに設立した施設で世界中から集まった人たちと共に路上生活者をケアするボランティアプログラムに参加し、価値観が大きく変わりました。

 幅広い学びや体験などを通して、学科での専門的な学びに深みが出てくるのは桃大の良いところだと思いますし、私もそんな桃大で学んだからこそ、就職活動の時に様々な選択肢について考えることができたのだと思っています。

インドでのボランティアの様子。マザー・テレサの施設にて。※一番右に写るのが、足立さん

福祉で学んだミクロな視点が、今の仕事に生きている

 私は、医療機器を提供する仕事をしているため、普段接するのは病院の院長をはじめ、検査技師、看護師、時には理事長など医療関係者がメインで、医療機器を使用される患者さんと接することはありません。当然、医療機器を販売するだけであれば、その機器の特徴や他社製品との違いなどを紹介すればよいだけですが、私は常にその先におられる患者さんを意識するようにしています。それは、「一人ひとりのしあわせ」というミクロの視点で物事を考える福祉の世界で学んだからこそだと思っています。

 これからも、「患者さんにとって、どんなメリットがあるのか」という視点に立ち、顧客である医療機関のお困りごとに真摯に向き合う存在でいたいと思います。

自分の仕事が、患者さんや周囲の笑顔に繋がっていることを常に意識するよう心がけています
(撮影協力:豊田駅前うだクリニック)

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