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訪れたチャンスは逃さず、チャレンジし続ける【株式会社楽天野球団】

桃山学院大学 Webアンデレクロス

桃大経営学部を卒業後、楽天株式会社(以下、楽天)に就職。20代のうちに多くの経営者と共に課題解決に取り組む。

2007年に新卒で楽天に就職してから12年ほどは、楽天市場におけるEC(出店店舗)コンサルティング業務を担当していました。最初の配属は東京だったのですが、たまたま私の側を通りかかった関西の本部長が私の関西弁を聞いて、「関西出身?大阪どう?」と。「ぜひ、お願いいたします!」と会話を交わした僅か2週間後には、大阪へ配置転換となり、その後は長く関西で業務することとなりました。

大阪では様々な経験をしました。当初は月商200万円ぐらいだったお店が、ECコンサルタントとして共に課題解決に取り組むうちに、2年後には2億円を売り上げるほど成長したケースもありました。当時は一人で100店舗ほどのコンサルティングを担当していましたので、毎日様々な業種の経営者の方とお話をすることがとても刺激になりましたし、経営について学ぶ機会になりました。20代のうちに課題解決に取り組む毎日が、座学では決して学ぶことのできないそんなリアルな学びが、私を成長させてくれました。
その後、エリアマネージャーなども経験し、再び東京へ戻ることになりました。

全く別の事業へ。まるで「転職」。

東京へ戻った頃、楽天は新たな事業として「携帯事業(以下、楽天モバイル)」への参入に向けた準備をしていました。当時の楽天モバイルは、楽天とは全く異なる文化を持った新たな事業体でした。そんな状況を見た三木谷浩史代表取締役会長兼社長(以下、三木谷社長)は、「楽天の文化」を携帯事業にも浸透させなければならないと考えたようで、その大役に新卒以来、楽天市場一筋で働いてきた私を指名いただきました。

当時の私は、携帯事業に関して全くの無知でした。「携帯基地局を立てる」という事業計画に対しても、「基地局って何ですか?」といった状態でした。それに、これまでの仕事(ECコンサルティング)では、担当する店舗とは常に同じ目標を持ち、同じベクトルで仕事ができていましたが、携帯事業は環境が全く違いました。当時、基地局設置に関する工事は外部の協力企業へお願いをしていたのですが、協力会社の皆さまは多くの会社から依頼がありますから、そうなると必然的に取り組みに対する温度差が生まれるんです。そのため、当時は毎週のように協力会社の役員の皆さまにお願いをしに行って、「なぜ楽天モバイルが世の中に必要なのか」という説明を繰り返し行いました。
そんな私に対して、当時はきっと、皆さん嫌がられていたと思います。「なんでこんな若造に、毎週、しかも偉そうに言われなきゃいけないんだ」って(笑)。でも、協力会社の皆さんには、その後、当社の携帯事業の発展を強く支えていただきました。
私が球団社長に就任した際、協力会社の皆さんが球団スポンサーに自ら手を挙げてくださった時は、本当に嬉しかったです。

楽天モバイルでの3年間は、「世の中の携帯料金を下げる」という、楽天モバイルの社会的使命・意義の達成に向けて直向きに走り抜けた日々でした。

学生時代や、就職後のご経験について、お話いただきました

三木谷社長から突然の誘い

楽天モバイルが事業として軌道に乗り始めた2021年の夏、突然、三木谷社長から連絡があり、「新しいことをやらないか」とお話をいただきました。「はい」と先にお答えしたのですが、「ちなみに何を」と詳しく聞いてみると「野球をやらないか」ということでした。私は、昔からサッカーをしていましたので、三木谷社長が何か勘違いをされているのではないかと思い、「私、野球やったことないですよ」と話すと、「別に、米田くんに野球をやれと言っているんじゃない。」と。
つまり、「野球チームをやってみないか」というお誘いでした。
二つ返事で、「頑張ります」とお答えし、その年の10月には楽天野球団の副社長に、そして翌2022年1月から社長に就任しました。

世の中、バーチャル化が進む中でリアルの方が良いものはある

新型コロナウイルスは、人や社会に様々な影響を与えました。しかし、そのような状況の中で「人々は、地域の皆さんは何を求めているのか」ということについてずっと考えていました。そして、そのひとつの結論として、我々は普段から本能的に「人との繋がりや空間」といったものを求めているんだ、ということを強く感じるようになりました。

楽天野球団では、「ボールパーク構想」を掲げ、さまざまな取り組みを行っていますが、その中でも特に「五感」を意識した空間づくりを現在進めています。
今、世の中はさまざまな分野でDXが進んでいますが、そんな時代においても「バーチャルではなく、リアルである方が良い」ものはたくさんあると思います。
私たちは、「五感」という人間として求める究極の幸せを感じてもらえるような、そんな「ベースボールパーク」を作りたいと思います。

本拠地の「楽天生命パーク宮城」は、五感で楽しむベースボールパークを目指している

桃山学院大学の学生へのメッセージ

実は高校時代、私は「大学なんて行かず、独立しよう」と考えていたんです。
周囲に目標となるような大学生がいなかったということもありますが、何よりもその先、決まった時間に、決まったことをする会社員にはなりたく無いと、思っていたんです。
ただ一方で、「なったこともない会社員を、頭から否定する」のは間違っているという考えもありました。ならば「一度会社員というものになって、経験してから判断しよう」って思ったんです。

その後、進学先に桃山学院大学を選び、就職活動で「楽天」に出会うこととなりますが、正しくその時そのときの考えや判断が、全て今の私に繋がっていると思うんです。今、改めて振り返ると、楽天に就職してから現在に至るまで「訪れたチャンスは逃さず、チャレンジし続ける」ということを大切にしてきました。
大学に通う意味は何か。就職してからも勿論ですが、「自分の人生について真剣に考える時間」というのはとても大切な時間だと思うんです。特に、高校を卒業してから社会へ出るまでの間、「様々なモノやコトに対して目を向けることができる、自由な時間」は、大学生に与えられた特権だと思います。私は、桃山学院大学に通ってよかったと思っています。後輩である桃大生の皆さんには、ぜひこの貴重な時間を大切に過ごして欲しいと思います。
そして、訪れたチャンスは逃さず、チャレンジし続けてほしいと思います。

球団の本拠地「楽天生命パーク宮城」にて(社長就任会見時)

(※この内容(学年表記含む)は2022年7月取材時のものです。)


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桃山学院大学 Webアンデレクロス
1979年の創刊から約42年、桃山学院大学の学生や素顔を時代ごとに映し出してきた大学広報誌「アンデレクロス」。 2022年からは「Webアンデレクロス」として、”いつでも、どこでも” 桃山学院大学の様子をご覧いただくことができるようになりました。