沖縄県出身 メディアと国際問題を学べる桃山へ多くのプログラム・活動に参加して視野を広げる
◇基地問題から報道に関心
沖縄本島北部の名護市出身です。本土でも報道され、多くの方が知っておられる米軍普天間基地の移設先とされているところです。基地をめぐる様々な問題を見聞きし経験する中で、沖縄の私たちのような(日本の中の)マイノリティ、見えない部分で困難を抱えている人々にスポットライトを当てて発信する報道に関心を持ちました。高校では放送部で映像番組作りに取り組み、国際問題とメディアについて学べる大学を探しました。
両親は沖縄県内の国公立大学進学を望んでいたと思いますが、北海道や東京、九州など多くの大学の内容を調べ、「一度は県外に出てみるのもいいな」と、「メディア映像」を学ぶことができる桃山学院大学国際教養学部を選びました。兄、双子の姉も大学在学中なので、親に経済的負担をかけたくない思いもあり、桃山学院大学の奨学金制度が充実していることも決め手でした。現在、授業料の半額補助をいただける成績優秀者奨学金を受けています。
◇やる気のある学生との交流が魅力
桃山学院大学は国際交流が盛んで、多くのプログラムやチャンスがあります。国際センターのある聖ヨハネホールに来ればいつでも留学生とおしゃべりできますし、日本人学生が留学生の学生生活をサポートする「バディ制度」にも参加しました。今夏には大量虐殺の痛手から立ち直り、経済も発展しつつあるアフリカ・ルワンダへの研修プログラムに参加します。民族対立がどうして起き、そこから和解と再生がどのように進んだのかを現地で学びたいと思います。
国内にいながら海外留学と同等の語学力向上を目指すSuper Global Program(SGP)にも参加しています。SGPの学生が集まる学習ラウンジでは英語を使うのが決まりで、やる気のある学生とつながれるのが魅力です。英語力をもっと磨き、4回生で交換留学できたらいいな、と思っています。
学内アルバイトの「ノートテイク、パソコンテイク」にも取り組んでいます。これは聴覚障がいのある学生をサポートするため、講義内容をリアルタイムでパソコンやノートに書き取り、授業理解を助ける仕事です。専門用語の理解が必要ですし、難しいことも多いですが、社会学や法学など私の知らない分野のことを学べるのも楽しいです。
◇環境問題のサークル活動にも取り組む
在日コリアンや被差別部落などの人権問題を大阪に来て初めて知り、衝撃を受けました。メディア映像を学ぶゼミでは、大阪市生野区のコリアンタウンの取材に挑戦することになると思います。ジェンダー論にも関心があり、社会学部など他学部の講義も受けています。社会科学系総合大学として、いろいろな学部の講義を受けることができるのは桃山学院大学の素晴らしい点ですね。
課外活動では、環境問題に取り組むサークル活動に参加していて、学内にウォーターサーバーの設置を進めています。ペットボトル入りの飲料水の代わりに、個人が用意した水筒に水を入れてもらい、環境負荷を少しでも削減するのが狙いです。今後は、設置場所をもっと増やしていきたいです。
高校時代の放送部ではアナウンスを担当し、発声練習などに取り組みました。今は映像制作や取材して原稿を書く記者の仕事にも興味があります。沖縄が大好きなので最終的には沖縄で情報発信に携わりたいと思っていますが、最初は本州のメディアで働き、中立的な立場で発信する訓練を積むのが良いかな、と考えています。これから就職活動に取り組む中で、メディアのどんな仕事が向いているのか、どこで働くべきなのか、見極めていきたいと思います。
▼渡具知さんへのインタビュー動画(「日米交歓ディベート」動画)
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