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様々な文化や考え方に触れ続けることができた桃大での4年間は、まさに「世界が変わる」体験の毎日でした【株式会社AIRDO】

「世界が変わる体験がある」

桃大での4年間を一言で表すと、「異文化に触れ続けた4年間」だったと思います。
ゼミでは、日本語教育がご専門の友沢教授のもとで学び、日本語教員資格を取得するためフランス(短期:約1ヶ月)とオーストリア(長期:約半年)での日本語教育実習にも参加しました。また、その他にも短期の英語研修にも参加しました。

キャンパス内では、国際交流サークルに所属し、留学生との交流イベントを企画・実施していました。桃大では、定期的にこうした交流イベントやプログラムが開催されているので、年間を通じて様々な国の留学生と繋がる機会を得ることができました。今でも、在学中に出会った世界中の友人たちと繋がっています。
様々な文化や考え方に触れ続けることができた桃大での4年間は、まさに「世界が変わる」体験の毎日でした。
これは、何ものにも代えがたい財産です。

現在のお仕事や、在学中の思い出をお話いただきました。

桃大卒業後、航空業界の道へ

航空業界と聞くと、パイロットや客室乗務員、空港のグランドスタッフといった仕事を想像する方が多いかと思います。
しかし、一機の飛行機を飛ばすには、それ以外にも本当に多くの職種のスタッフが携わっています。
私は、総合職という枠でAIRDOに採用され、今は整備部門で航空機整備に関する生産管理業務を行っています。具体的には整備委託先との契約や接点業務要領等の維持管理、新規路線や既存路線の整備を行う場を整えることなどが、主な業務です。

様々な航空会社がある中でAIRDOを選んだのは、日本の中でも「北海道」という特定の地域について魅力を発信できる会社だからです。在学時代の学びの中で、日本の文化に触れる機会が多かったことから、海外だけでなく日本国内に向けてもその魅力を知ってもらいたいと思っていました。

取材日も、三輪谷さんが業務で関わった航空機が羽田から次々に飛び立っていきました。

安全に飛んで「当たり前」。その「当たり前」のために大切にしていること。

一度に多くのお客さまを乗せて空を飛ぶ飛行機にとって、日々の安全運航は絶対です。
これは、誰かひとりだけが、あるいはいずれかの部署だけが努力をしても成り立つことではありません。常に関連する各部署と協力をしているという意識を持つということが大切です。
安全運航のための努力は、決して怠らない。そのため、日々の業務では「嘘をつかない。正直にいること。」「早めに相談する」の2点を常に意識しています。

業務中の三輪谷さん。窓の外には航空機。

航空業界をベースから支えている、という「やりがい」

整備部門の仕事は多岐にわたります。
その中でも、1年から2年に一度実施する大規模な航空機整備は、国内外の整備委託企業との各種調整など、とても重要な業務です。
数年前、海外の整備委託企業と契約内容の変更などに関する、自社にとっても初めての業務に携わりました。
相手が異なる文化圏である海外の企業ということもあり、本当に大変な業務でしたが、在学中に学んだ「相手の文化などを尊重しながら、自分たちの意見はしっかりと伝える」ということをしっかり実践できたことで、無事に完了することができました。
大学で学んだことが、しっかりと生かされた瞬間でもあり、言葉では言い表せない達成感を味わいました。
桃大での学びが、こうして日々の安全運航につながっているということは、大きな誇りです。

AIRDOの最終面接を終え、帰阪する際の機内で客室乗務員から送られたメッセージカードは、
初心を思い出すための大切な存在。今でも仕事中は常に携帯している。

桃大生へのメッセージ

社会に出ると、ひとりで仕事が完結するというケースは少ないと思います。
そのため、他者との関わり方はとても重要です。
桃大生のみなさんには、在学中に「自分とは異なる人」とひとりでも多く関わってほしいと思います。そのうえで自分自身の知らない世界にたくさん触れて、世界観を広げてほしいと思います。
井の中の蛙にならないという意識は、社会に出た時にとても重要だからです。
桃大であれば、毎年やって来る大勢の留学生と交流をする機会も多いので、ぜひ飛び込んでみてください。

※記事は取材時(2022年)の情報です。