本学学生が博物館グッズの企画制作に協力/大阪府立弥生文化博物館
大阪府立弥生文化博物館(大阪府和泉市)のオリジナルグッズ制作に本学の学芸員課程と経営学部井上敏ゼミ(博物館学)の学生が協力することになり、8月2日、同博物館で学生7人がグッズの企画案を発表しました。今後、同館が予算や販売見込みなどを検討し、商品化を進めるということです。
同博物館は今年度から民間企業3社の共同企業体が指定管理者となり、コロナ禍で減少した入館者数の回復や来館者の満足度向上に取り組んでおられます。その一環として、博物館の魅力を伝えるようなミュージアムグッズの新商品開発を目指し、若い発想を持つ本学の学生が協力することになりました。これまで、同館のスタッフから同館の現状や新グッズ制作の狙いなどの説明を受け、7月には同館を見学し、新グッズのアイデアを練ってきました。
2日は同館の会議室で「グッズ研究会提案会」を行い、学生が次々に新グッズの企画案を発表しました。弥生時代に米作が始まったことから、「米」偏の漢字をデザインしたTシャツや扇子、弥生土器を模したマグカップや花瓶、勾玉や銅鐸、銅鏡をモチーフにしたアクセサリー、卑弥呼グッズなど、同館の展示物を生かした数々のミュージアムグッズを考案しました。また、地元菓子店などと協力したお菓子、銅鏡や銅鐸型ゴム製のペット用おもちゃ、同館のマスコットキャラクター、「カイト」と「リュウさん」を使った子供向けグッズなど、来館者の幅広いニーズを掘り起こそうとするグッズの企画もありました。
井上敏教授は「学生らしい発想がありました。今後、博物館側に検討していただき、今後のことを詰めていきたいと思います」と振り返り、同館の幸山綾子・学芸スタッフは「面白い提案がたくさんありました。全部を商品化するわけにはいかないと思いますが、ワークショップなどで活用できそうな案もありました。これから学芸部門など館内で検討していきたいと思います」と話していました。