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起業目指してビジネスデザイン学部へ/まずは大手企業で社会人経験を積む

◇LAとして磨いた指導力

 父が鳥取県米子市で保険代理店を経営しており、自分も将来は会社を興したいと考えていました。高校野球部の1年先輩がビジネスデザイン学部の一期生で、その方から「座学よりも、企業から直接課題をいただいて解決策を考える授業が中心だ」と聞き、起業家育成を重視しているところに魅力を感じました。
 本気で甲子園を目指し、高校2年の時は鳥取県大会の決勝まで進んだこともあります。キャプテンも務めましたが、体が大きくないため、体格がモノをいう大学野球は目指さずに、ビジネスデザイン学部を専願で受験。両親も大阪に出ることを許してくれました。
 入学してみると、想像していた通りで、課題解決策や新たなビジネスのプラン作りなど、考える授業が中心でした。企業などにビジネスプランをプレゼンテーションすることも多く、とても楽しい学生生活です。大学では部活には参加せず、ビジネスデザイン学部のLA(ラーニングアシスタント、課題解決型授業のサポート役)として指導力を磨いてきました。野球部のキャプテンとして磨いたコミュニケーション能力、リーダーシップには自信があり、皆をまとめる役割が向いていると思っています。

地元で保険代理店を営む父(写真右)と

◇人の縁に恵まれ保険代理店でアルバイト

 運が良いというか、人の縁にも恵まれていると思います。入学直後はコロナ禍の影響でオンライン授業でしたので、米子の自宅で受講していました。9月になって対面授業が始まった段階で大阪に出てきて、直後から大学近くのイタリアンレストランでアルバイトを始めました。個人営業の小さな店で、働いているのは経営者のマスターと私だけ。厨房で料理の盛り付けをしたり、お客さんに料理を出したりしています。
 お客さんとの距離が近いおかげで、私が損害保険に興味を持っていることを知った方が、今年2月からアルバイトしている保険事務所(保険代理店)を紹介してくれました。それが就活にも役立つことになりました。
 実は卒業後すぐに起業を目指すか、就職するか迷っていました。大学3年の夏ごろから、多くの友人は企業のインターンシップに参加しますが、私は踏ん切りがつかず、インターンシップは1社も参加していません。しかし、保険には関心があったため、保険業界でアルバイトとして経験を積む機会を得ました。

◇大手損保会社で社会人生活スタートへ

 結局、「まずは就職して社会人経験を積んだ上で、起業を考えよう」と決断しました。業種はどこでもよいとも考えましたが、父が代理店を経営し、自分もアルバイトをしている保険業界を目指して就活に取り組みました。持ち前のコミュニケーション力、LAなどとしてビジネスデザイン学部で磨いたリーダーシップ、明るさを評価していただき、面接では不自由なく受け答えできたと思います。大手損害保険会社から内々定をいただき、大学入学後の成長を実感することができました。
 来春の入社後は代理店に保険商品を紹介し販売方法をアドバイスするリテール営業を担当することになります。私は代理店の気持ち、立場も理解できるところが強みかな、と思います。保険業は面白い、向いているという気持ちはありますが、ずっと続けるかどうかはまだわかりません。父の代理店も思ったより業容が拡大したので、将来継ぐことになるかもしれませんし、起業の夢も持ち続けています。じっくり考えて社会人として成長していきたいと思います。

来春からは、ビジネスデザイン学部学んだことを最大限に社会で発揮します

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